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顛末書(てん末書)

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ある事件や事故、不祥事が発生した場合に作成する書類としては、先に書きました始末書があります。
始末書は、不始末の原因・理由と内容を記載し、不祥事に対する謝罪と反省を表した上で、最後に寛大な処置のお願いや、社内規定に従う旨を書きます。
一方、顛末書は事実関係を時系列で詳細に記載して、なぜそのような事態が、どのような経緯で起こったかを書き、例え当事者であったとしても、始末書のように謝罪やお詫び、反省の文言を書く必要はありません。
それでは、顛末書(てんまつしょ)の書式について解説してみます
その前に、顛末書とは何かと言うことを少し説明しますと、事件や事故、トラブル、あるいは不祥事などの一部始終を記録した書面のことです。
基本的に、何か事が起こった後にそれが解決してから、その内容が明確になった時点で詳細を客観的な立場の当事者以外の第三者が、その事実の原因や責任の所在など、もろもろの事実を報告する目的で書かれるのが顛末書です。
会社によっては事件や事故、トラブル、不祥事の報告を全て顛末書とするところもあるのですが、実際には、細かく切り分けた方がよいでしょう。
次に、顛末書の書式について考えてみます。
顛末書の書式としては、トラブルが起こった状況の説明がきちんと事実に基づいて書いてあるかどうかが重要になります。
なぜなら、処分や対策を決定する経営幹部や管理者が信頼できる報告書であるべきなので、公平で正確な内容でなくてはならないからです。
更に、その経験を今後に生かすための貴重な資料にもなりますから、できれば写真や書類などを添付した方がよいでしょう。
では、具体的な書式について説明します。

1.まず見出しは「顛末書」とします。
2.宛名を「株式会社 ○○本社 御中」などとします。
3.そして、自分の氏名をフルネームで書きます。
4.顛末書の本文の項目としましては、
  (1)トラブルの経緯と状況
  (2)事後の経緯
  (3)結果としての被害や損害、それによって起こった問題
  (4)責任の所在や加害者および責任者への損害賠償請求などの対応策
  (5)所見および結論(今後の対策案など)

などを記載します。
なお、顛末書は始末書とは異なり、場合によっては今後の資料としての面もありますから、手書きである必要はありません。

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